上達を優先したウクレレ選び 5つのチェックポイント
- 2016/8/26
- 検討中の人へ
はい。偉そうなタイトルですが(笑)実際に最初のウクレレ選びって「何を優先すべきか?」悩みどころだと思います。私自身、なんだかんだで娘のモノを入れるとこの1年で5回も(ぉぃ)ウクレレを買っていますが、優先する事項によって毎回少しずつニーズが違います。今日は私の経験から「上達を優先したときのウクレレ選びのヒント」を紹介できればと思います。
(1)練習量が増えるウクレレを選ぶ
あなたがウクレレを始めた時に自然と練習量が増えるには
・ムダな時間を可能な限り減らし
・練習そのものを楽しめる事
が重要となります。「音が演奏しているとドンドンズレるウクレレ」に当たってしまったりすると、調弦をしなおす時間も無駄ですし練習をする気も削げてしまいますよね。
と言うことで、そう言ったチューニングの苦労から可能な限り脱却したいならば「ギアペグであること」を優先すると良いでしょう。ギア式のペグならば弦に引っ張られて安易にチューニングが緩む確率がグンと落ちますから、調弦の時間は削減できます。
ストレスが溜まっていても練習できてしまう魔力になるのは「音色の良さ」です。これは高級ウクレレに多く見られますが楽器で「そもそも音が良い」と言うのはとてつもないアドバンテージです。ウクレレで「音が良い」って、料理ならば「美味しい事」くらいの当然の事ですしね。
(2)静かに練習出来るウクレレ(夜練)を選ぶ
(1)の延長ですが、これもかつて私自身が抱えていた課題です。これをクリア出来るのは「静音性」、つまり静かなウクレレです。そういうタイプはサイレントウクレレと呼ばれ、アンプを介さなければ限りなく静かに練習を積み重ねる事が出来ます。やはり「周りに迷惑をかけていないだろうか」と思いながら演奏してもロクに集中できません。静音器具を使うという手もあり、私も色々試しましたが、力加減が難しかったり、音が聴くに堪えないなど欠点もありましたので、私の結論は「そもそも音が小さいウクレレにした方が圧倒的に楽」となりました。
(3)抱えやすいウクレレのカタチを選ぶ
個性派のウクレレも数多くあり、ノーマル型からパイナップルタイプ、変わり種だとシガーボックスタイプ(箱型)などウクレレの形式も様々ですが、やっぱりオススメはベーシックタイプです。安定してホールドできる形なんですね。上達を最優先するならば、なるべくノーマルな形を選びましょう。
(4)ソロ演奏に適したウクレレサイズを選ぶ
「ウクレレと言えばソプラノサイズ!」と言うのがひと昔の定番ですがソロウクレレの演奏をやりたいならコンサートサイズ以上をオススメします(Kamakaの現在のお偉いさんもそう述べています)。その一番の理由はフレット(押さえる板の音域の広さ)の数です。ソロをやると最高12フレットや15フレットを使う楽譜も珍しくなく、ソプラノサイズだとフレット数が不足する事があります(つまり演奏できません)。逆にテナーサイズまで行くとフレットは幅広ですが弦が硬くなる、図体が大きくなる、重くなるなどデメリットもあるので、結論コンサートサイズがオススメサイズとなります。ちなみに、ひとえにコンサートサイズと言っても統一規格がある訳でなく、メーカーによって全然サイズが違ったりするのでご注意ください。
(5)持ち運びが出来るウクレレ(携行性)を選ぶ
ひとえに携行性と言っても、持ち歩くだけとか、旅行カバンに入れたいとか、飛行機に乗せたいとか色々ありますよね。ウクレレは基本的に小さな楽器なので近隣の持ち運びには苦労しませんが「出張先でも演奏したい」とかある場合はサイズを重要視しても良いかもしれません。そうする事で旅先でもウクレレを練習することが出来るようになります。
基本的に1つのウクレレで全てを満たすのは不可能です。ですから、ご自身の状況に合わせ「コレとコレ!」のような形で優先順位をつけてウクレレを選ぶと「所持しているウクレレの本数がどんどん増えてしまいました」とはなり難いと思います。
ぜひ、あなたに最適な一本を探してみてください!
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