ウクレレ中級者になるための行程をまとめてみた
- 2016/9/14
- 初心者TIPS

実は、この取り組みは「僕が思う「結局、ウクレレ中級者ってどのくらい弾ける人?」の答え」で1度行っています。
あの頃は私自身が、ひとつの方向性(ジャカソロ)しか見えていなかったですが、今読み返しても「大きくは間違えていない考え方だな」と思います。ただ、ウクレレに550日取り組んだ事で、もう少し鮮明に「中級者になるためのフロー」についてのイメージを持ち始めたので今回まとめます。
(1)ウクレレ初心者とは?~左手の技術をつける段階
私は、まったく音楽(楽器)の経験がない人が、まず目標にすべき事は「とりあえず、楽しく演奏出来るようになること」だと考えています。
ことウクレレのソロ演奏においては音楽理論とかコードとかそういう理屈っぽいものは、この段階では不要です。どうしても、大人向けの世の中の教則本は「そもそもコードとは~」から入るんですけど(「ウクレレ初心者・入門者必見!コードを覚えなくても演奏は出来る!」など記事でも書きましたけど)子供が楽器の楽しさを知るためにそんな行程ないじゃないですか。
音楽理論は「楽しくなった後」に学ばないと「楽器が面白くなる前に、練習がつまらなくなる」ことは間違いと思うのですよ。
でまあ、仮にそうだったとして、そういう理屈をチョットすっ飛ばしてですね。
まずは教本に触れて「タブ譜をなぞって、とりあえず弾けるようになる」
ここがウクレレ初心者のゴールだと思います。
ウクレレ日記「【まとめ】ウクレレ開始から180日目は「ゴール」のひとつ」で、当時の私が書いていますけど、ここがゴールでも全然良いのです。それだってちゃんと「弾けている」じゃないですか。あの頃の私、メチャクチャウクレレ大好きですからね。それで十分なのです。
それで、あなたがこのレベルに到達した時に「もっと上手に弾きたいんだ」とか思って次のステップに手をかけた時、あなたはもう一度「初心者」になります。
それは「右手の初心者」です。
(2−1)右手の演奏技術が入って中級者に片足を突っ込む
右手を学ぶのは結構大変です。いろいろなストロークの技術が出てくるため、最初はドタバタです。しかし、「右手も左手もある程度思いのままに動く」ようになると、市販の譜面の大半のものは(ジャカソロを含めて)「なぞれる」ようになるでしょう。そこで「自分は中級者かも?」と思えるはずです。
(2−2)音楽理論(楽譜の読み方)を重視し始めたら完全に中級者
(1)と(2−1)が両立出来るようになった時、それでもまだ上級者と比較して「言いようのない差」を感じるはずです。それは練度という単純な話のほかに「テンポ」「音の強弱」「譜面通りの表現」などです。ここで初めて「音符」やら「休符」に気を使うようになってもまったく遅くないと思っています。なぜなら、あなたはソロでやっているので「譜面通りに演奏しないと周りと調和が取れない」とかが起こらないからです(だから、吹奏楽などで他人と協調する前提だと、音楽理論が先に来るはずなんですね)。
私自身も今はこの段階です。
今の私にはココで演奏の方向性が2つ見えています。
1つ目は全体的な(ある程度の)「高速化」が前提にあるジャカソロです。
▼ジャカソロの事例
・ウクレレソロ勉強 523日目「ルパン三世のテーマ」
2つ目は右手を指単位で操る「複雑化」で演奏するアルペジオの方向性です。
▼アルペジオの事例
・ウクレレソロ勉強 557日目「カイマナヒラ」
どちらも「左右の手(指)が思い通りに動く」ことが前提にあります。ココまで来たら、おそらく完全に「ウクレレ中級者」なんじゃないかなと。この後は「楽譜通りに演奏した上に表現力を加えて~」と上級者になるべく練度を重ねるのでしょうね。
その事については、私が上級者になった時に書ければと思います(笑)
いつか胸を張って記事を書けるように精進いたします。
今日は私自身の経験則から考える「ウクレレ中級者論」のお話でした。
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