
僕は当初から「楽器で自分の好きな曲を楽しく弾けるまでの時間」が知りたかった。
ウクレレ開始から180日目はその「ゴール」に限りなく近いようだ。
それでは180日目の日常を簡単に説明しよう。
まず、2歳の娘が「パパ、ウクぅひいてー」とおねだりをしてくる。それは「パパ遊ぼー」と同じ調子で自然にやって来る。僕はそれに笑顔で応えられる。妻は僕の選曲を好まない事はあっても、ウクレレを弾く事にはスッカリ肯定的だ。最近は良く、課題曲の鼻歌を歌って家事をしている。曲のリクエストもある。
簡単な楽曲は手元を見ないで弾けるようになる。初級的なTab譜の曲ならば1週間あればある程度「サマ」になる。練習をすれば、やれルパン三世だの、トトロだの魔女の宅急便だの、カントリーロードだのを譜面も手元もさほど見ないで弾く事が出来る。
これがザッと180日目の景色だ。
ここに至るには、たぶん個人差がある。したがって、180日目に必ず僕と同じになる保証はどこにもない。しかし、僕は、そうなるには少なくとも「数年かかる」と勝手に思っていた(たぶん、これを読んでいる貴方もそう思っていたのでは?)
「楽器で自分の好きな曲を楽しく弾けるまでに1年は掛からない」
これが初心者が知りたかった素晴らしい答えの一つだと思う。
コンクールに出るなら話は別だが、30歳を過ぎた大人が目指す「楽器の演奏」の目的はこの段階で達せられたと言ってもいいだろう。僕自身は365日目や1,000日目の景色が見たいので今後も練習を続けるが、半年というのは一つの大きな区切りだろう。
1.弾きたい曲をある程度「楽しんで」何曲か弾ける
2.家族相手になら演奏会が出来る
3.手元やTab譜を見なくてもある程度弾けるようになってくる
そんな、初心者から見て「楽器が弾ける大人」になる節目。
180日目の景色をまとめとして記しておく。
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