親指1本では勿体無い!アルペジオがウクレレを「もっと楽しく」する

ウクレレを始めてからしばらくは、主に左手の運指の勉強を続けることになります。そして、独学でもある程度「初級者」を超えてくると「右手の使い方」に意識が行くようになります。「右手のことを考え始めたら中級者」とかつての自分は整理していましたが、それはつまり「親指(または人差し指)1本で演奏するソロ演奏からの脱却をすること」でもあります。つまり中級者になったあなたは次のステップとして「ストローク」の事を考えるとさらなる上達が見込めます。

ストロークと言うとジャカソロのような高速の動きばかりに目が行きがちですが、その一方で静かなソロでも活用できる「人差し指、または中指で細やかに演奏する」と言う手法が存在します。それがアルペジオとトレモロ奏法です。

この、一見使途がたいしてなさそうな2つの演奏方法は、実は身につけることでソロの演奏のアウトプットを激変させます。

まず、右手の指の動きを自在に扱えるようになる事で、より細やかにソロ演奏ができるようになります。ストロークに強弱をつける事で「ウン!タッタ」のように、同じテンポの中に強調する部分を出したり、演奏ではメロデイラインを際立たせるためにも使えます。

また、ソロ譜の中には「2本の弦だけを同時に弾く」と言う時もありますが、これも親指だけで演奏しようとすると、どうしても順番に弾くことが避けられません。しかし、人差し指と中指を同時に弾くと完全に同時のタイミングで和音として演奏が可能となります。

アルペジオやトレモロは、それそのもの「のみ」を考えてしまうと「覚えなくても良いかな」とパスしがちなのですが、実はジャカソロに代表される「高速ストラム」などよりも遥かに演奏に変化をもたらし「聴かせるソロ演奏」を形にしてくれます。過去に私は「食わず嫌いをやめたらアルペジオが出来たおはなし」の記事を書きましたが、今はその時以上に「非常に必要なスキル」としてアルペジオとトレモロ奏法を演奏で重宝しています。

ある程度、親指一本でのソロ譜での表現はできる!思ったら、ぜひ挑戦してみてください。アルペジオとトレモロ奏法を応用する事で、あなたのウクレレ演奏は「より表現が豊かに、より楽しく」なると思いますよ。

今日は、ソロ演奏を豊かにするアルペジオとトレモロ奏法のお話でした。

▼同じ譜面を2つのパターンで弾いた参考演奏

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