ウクレレの音を鳴らさなくても上達できる左手の練習法

私がウクレレ独学に入門したてのころ「音をジャンジャン鳴らさないと練習ではない」と思っていた時期があります。いまは、それは誤りだったと思っています。

たとえば「運指をしっかり抑え、音の確認のためにそっと1回だけ弾く」という事を毎日続けたとしても十分練習の積み上げになると思います。深夜や時間のない時などは、そう言った練習だけでもこなしていくと、上達速度に差がでます。

今日は「それは、なぜか?」について述べてみます。

1年半前、私がウクレレ初心者の頃に「左利きの人、ウクレレはどうする?」という記事を書き下ろしました。

最近でも意見は変わらず(むしろ以前より確信を持って)「左利きでも普通(右利き用)のウクレレで何ら問題ない」と実感しています。もともと「器用さ」はあった左手に「力」が付くことで様々な動作(セーハとかプリングオフとか)に対応できるようになりました。これが右利きの方の場合、もともと「力がある」ところに「器用さ」を加えていく事になると思いますので、結局右でも左でも「力」と「器用さ」の両方を習得する必要はあり、順番が違うだけで内容は同じだという理解です。

ちまたでは「弦楽器の運指側の握力の必要性の有無」については賛否両論のようですが、少なくとも私は「重要かどうかはさておき、握力はついた。だから多分、最低限は必要なんじゃないかと思う」と言う整理にしています。

で、その前提に立って考えると、毎日練習するという事は、運指側(一般的に左手)にとっては「地味に筋トレしている」状態になるります。ただし、握力と言っても単純に「握り込む力」だけではなく、指を個別に開いたり、伸ばしたり、ひとつの指だけに力を入れるなど、ちょっと複雑な動作です。それを毎日繰り返すことで、指の可動域や、力の入れ方を「器用に出来る」(コツをつかむ)ことになり、ウクレレ独学入門時には「絶対無理」と思っていたような複雑な運指を素早くこなせるようになっていくという理屈なのかなあと思います。

だから、その練習内容に限定するならば、最低限以上の音は不要なんじゃ無いかって思います(その練習だけしていればいいと言う事ではありません)。

余談ですが、最後に、ちょっと試しに(ネタにもなると思って)缶ジュースの蓋を左手の薬指だけで開けてみたところ、さほど苦戦せずに出来ました。多分、以前だったら苦戦していた(出来なかった?)かも。「この薬指の動きはプリングオフに近いなー」とか思ってやっているあたりだいぶアホですが、これだけ指が動くと、ボケ予防にも最高な気がします(閑話休題)
※怪我をされても責任が取れないので良い子は真似しないでくださいね。

finger

今日はウクレレ中級者になり、明らかに握力がついた左手を見て思ったお話でした。

 

 

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