ウクレレを独学で上達し「これ以上何をするの?」と思った時にやること
- 2016/5/31
- 中級者TIPS
ウクレレを独学で行い修練を積んで行くと、ある段階で「書籍の楽曲は2週間くらい練習したら弾けるようになってしまう」という状況にドンドン踏み込んでいく段階があると思います。最初は教則本の簡単な楽曲だったそれが、やがて一般的なタブ譜の本でも同じ状況になり、最終的にはジャカソロの本を手に取ってみても「まあ、一応演奏できます」くらいの水準は1年くらいしっかりウクレレに取り組んで行けば、行き着く事はあり得るでしょう。
私自身もウクレレ学習から300日目近辺では「もしかして、ウクレレを極められるか」くらいの勘違いをしたものです(笑)同時に、そうなると「この曲を覚えて、また2週間かけて、これ以上どうやって上達するんだ」と、不意に熱が冷めそうになる瞬間を感じる人もいるかもしれません。
少なくともウクレレ独学1年目終盤の私はそうでした。
そんな自信満々の私の演奏を(個人レッスンで)最初に先生に聴いてもらった時、テクニック論的な部分(つまり、運指としての動きの部分)では、(ある程度の)実力を認めてもらったものの(私の先生はかなり言葉を選ばれて一番ソフトな言い方をするのですが)、私の演奏に全体については「自由な演奏ですね」と述べられた事をよく覚えています。
まあ、今の私が直球の表現になおすと「テンポはメチャクチャ。音が細切れたり、異音が混じりまくっていたりしていてまだまだです」って話だと(先生はそうは言ってないので自分なりに)理解しますが(あはは)
ただ、先生からあとあと聞いた話だと、独習者(独学で学ぶ人)が行き着くゴールでココにハマる人はすごく多くて、趣味としては一旦キリが良くなる段階もココのようです(ここで止まる人も多いという事です)。
なぜなら、ここから一段階上に上がるには「ウクレレを音楽として学習する」必要性があり、そのためメトロノームを使った練習や、音がちゃんと鳴る(切れない)ストロークや運指のつなぎなど、基本(地味な作業)を重ねていく必要があるからです。本気で取り組む気がないと踏み込めない部分ですね。
ただ、そういう些細な改善の積み上がった先に、聴き手が「すごい!」と思うような演奏(アウトプット)があることも間違いありません。
だからこそ、独学をやっていて自分なりに「ダメだ、俺にはこれ以上学ぶことが無い(何を学んだらいいか解らない)!」と思った時は、迷わず「中級者、上級者向け」の個人レッスンなりワークショップのドアを叩いてみる事をオススメします。ちなみに、これは「毎週スクールに通いましょう」という話では断じてありません。
むしろ、その逆で「とりあえず1回だけでも行って課題(上達のヒント)を見つけちゃいましょう」くらいの事で良いです。しかも可能であれば、1人の先生にこだわらず、色々な人のところに行ってみると幸せになれると思います(まあ私は縁もあって基本、佐藤氏メインなのですが)。
独学でガンガン実力を積み上げられる人に必要なのは(当人は既にご存知だとは思いますが)「向上心を維持するための課題」です。そこまで実力を付けたあなただからこそ、外部の刺激が、新しい発見とモチベーションを生み出すなと、私は何回か個人レッスン受講、ワークショップ参加をしてみて強く感じました。
もし、現在手詰まり感を感じているならば、ぜひ、騙されたと思って参加してみてください(とはいえ、最後は自己判断! 私は責任は取れない事は追記しておきます)。
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