ウクレレの上達(定点観測)を「ルパン三世のテーマ」で振り返る
- 2016/8/30
- 中級者TIPS
定点観測のメリットについては過去に「ウクレレ演奏技術の成長を実感できる「定点観測」練習法」の記事でも述べていますが、今回の記事では当サイトで1番(あらゆる方法で)何度も演奏されている「ルパン三世のテーマ’78」を使って、具体的に振り返ってみます。
私は、もともと楽器未経験の頃に勝誠二氏のライブ映像をYoutubeで見て「これを10年後でも良いから演奏したい!!」と願い、1年半後に目的を達成するという出来すぎたストーリーを実現したのですが(苦笑)せっかく人気の楽曲ですから、今回はまとめて振り返ってみましょう。
さて、まずは現時点での完成系。どうせ、将来は523日目でも「この程度で満足するな!」とかやっているはずです(笑)(ちなみに、細かいアレンジを入れており、今後も更新予定です)。
▼ウクレレソロ勉強 523日目 ルパン三世のテーマ’78(アンプ使用)
この楽曲を演奏することを目標として定めた時期ですが・・・なんとウクレレ練習10日目まで遡ります。
の記事の中段に
※ちなみに私の現在の最終目標は「ルパン三世のテーマ」をソロウクレレで弾くことだ。
とハッキリ書いてあります。我ながら凄い執念ですな(はっはっは)
さて、肝心のルパン三世のテーマですが、序盤から取り組みを続け、かなり早い段階で一度完成させています。この時は勝氏の市販の譜面を使っています。
▼67日目完了時点の演奏 ルパン三世のテーマ
※使用譜面【ウクレレ本 評価】No.003 ウクレレ大人のアニソン
この時の私の達成感は大きな自信になったのでしょう。
ひとつの節目として下記の記事をアップしています。
さて、ここから定点観測が始まります。しばらくは教則本を読み進めながら、Low-Gに行ったりする中で、153日目にもう一度触れています。
▼153日目完了時点の演奏 ルパン三世のテーマ(Low-G)
しかし、この頃は現在の完成度に遠く及びません。
まず、テンポがガタガタです。音も全く伸びがありません(その事を当時の私は知る由もありませんが)。
その後、譜面から伸びしろが見つからず独学の壁に当たります。
開けて年始には勝氏の譜面から一回離れて大橋英比個氏のルパン譜面を演奏します。
▼ウクレレソロ勉強 305日目の演奏 ルパン三世のテーマ
ジャカソロ譜面などを超えてきて、若干演奏も形が出来てきました。
そしてこの楽曲をもとにプロのピアニストとセッションをする事になりました。
▼ウクレレソロ勉強 339日目 ルパン三世のテーマ(ピアノとのセッション)
この時は大橋英比個氏の譜面でやっていますね。
その後、勝氏のハードワークショップ(中上級者向け)に参加する事になり、憧れの譜面に触れることが出来るようになります。3ヶ月ガッツリ取り組んだ記録がこの3つです。
▼【練習中 3月】ウクレレソロ勉強 384日目 ルパン三世のテーマ
譜面を手に入れた1回目の復習フェーズでは後半の譜面がない事もあり、中途半端な仕上がりです。また、ミュートの方法が確立しておらず、少し音が篭(こも)っていますね。
▼【練習中 4月】ウクレレソロ勉強 403日目 ルパン三世のテーマ
2回目のワークショップ後に譜面が完全なものとなったほか、ストロークとミュートの併用が出来るようになり始め、アウトプットが改善されてきました。
▼【練習中4月後半】ウクレレソロ勉強 410日目 ルパン三世のテーマ
ここまで鍛錬が進むとだいぶ今の演奏に近づいて来ました。
▼ウクレレソロ勉強 441日目 ルパン三世のテーマ’78
そして、ワークショップが完了。演奏としては一度完成しています。
ただ、ここでもテンポのバタつきの問題が実は残っています。
ちなみに、500日記念セッションも、もちろんこの曲で行われました。
▼ウクレレソロ勉強 500日記念セッション その2「ルパン三世のテーマ’78」
そこから、さらに演奏を重ねて今の形になっています。
こうして、見ると定点観測(の録音)を続ける事で着実な成長過程を追う事が実証できますね。こう言うものは記録してみないと成果が分かりにくいものなので、あなたも気になる楽曲ができたら、ぜひ「定点観測」をしてみることをオススメいたします。きっと、結果を比べることで着実な進歩を感じることが出来ますよ。
今日は、具体例を用いた「定点観測」の経験談のお話でした。
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