ウクレレ上達を助ける「公言」の作用
- 2016/7/22
- 初心者TIPS
これは私がウクレレを趣味にするようになってから感じている事ですが、基本的に私はウクレレ初心者の頃から「ウクレレはじめました」を、それこそ夏の中華料理屋の「冷やし中華はじめました」と同じくらい軽いトーンで公言して止まなかったのですが(笑)、時間が経過するほどにジワジワと、その効果を実感しています。
私のこの手の発言に最初に興味を持って耳を傾けたのは同じく楽器に興味のある未経験者、初心者層でした。この時の会話の中心は「ウクレレの楽しさ」とか「現在、使っている教本」だった事を覚えています。
ただ、実は現在はもっと関係の深い層の方々がいらっしゃって、それが当時の私の「ウクレレはじめました!」をサラッと「それは良いですね、私も楽器をやってますよ」的に受け流していた人たち(仮に第2波と呼びます)です。
この第2波の人たちを一言で言うと「すでに音楽と関係がある人たち」です。つまり、音楽のセンパイです。私の場合は幸運にも、音楽を生業にしていたり、ガチンコで取り組んでいたりという人達もおりました。まあ、彼らからすれば「楽器を始めました」なんて言葉は日常会話に近いのでしょう。もっと言うと、そのあと続かなかった人も山の様に見てきたんだと思います。
しかし、(意図せずとも)こういう人たちに認知してもらっている事は、ある程度レベルが伴ってくると強い作用が出てきます。各自が音楽に対してポリシーを持っているので(全部の意見を受けると大変なのですが 笑)参考意見を伺うには、これ以上なく頼もしいからです。
私の場合、サイトの閲覧者様からの案内がレッスンのキッカケになった事もありますし、先生との出会いもそのひとつです。
では、なぜ彼らと会話する総量が増えたのでしょうか? 彼らは元々は、親切では無かったのでしょうか?(笑)
いいえ、違います。変わったのは、おそらく私のアウトプットかなと思います。
つまり、いまの私は「質問が具体化している」のが大きいかなと。
たとえば、ウクレレ初心者の頃の私がするとしたら、きっと「どうやったら上達しますかね?」みたいな、ある種、非常に難解な質問が出るはずだったのに対し(笑)
いまの私の質問は「ソロウクレレを聴かせるために音作りをしたいのですが、オススメのプリアンプってありますかね? エフェクターって必要ですかね?」という質問をすると、みなさん個人の意見として回答しやすいんですね。
そういう質問をすると、みなさん持論を持っていて、真剣に意見をいただくことが出来ます。
面白いのは、その個人によって意見が割れるケースがあるところです。
こればかりは、ご意見を参考にする中で、自分なりの正解を見つける他ありません。
先達の方々に何かを質問するときに注意したいのは「全部お任せにします」と言うのは通用しないことです。自分なりに1回真剣に考えて(調べて)答えを出してから質問をしないと、心からのアドバイスは貰えませんし、そもそもアドバイスが理解できない事もあるでしょう(たとえば今回のケースだとプリアンプって何?とかエフェクターってなに?とかですね)。
相談する上では基本的な知識を持つことは大前提です。でなければ議論は成立しません。また、質問に対して、必ず答えを貰えると思ってもいけません。それらは、あくまでも好意で頂けるものなのです。
しかし、その上で成立する会話はとても有意義でありがたいものです。それも、音楽の楽しみ方の1つなんだなと、最近は思います。
ですから、みなさんもぜひ、初心者のうちから「ウクレレ始めました!」を「冷やし中華始めました!」並みに軽~く宣言してみてください(笑)もしかしたら、案外身近な人がリアルな音楽仲間になるかもしれません。そうなると、きっと、そこから良い作用を受けて、もっと意欲的に練習に取り組めるようになると思いますよ。
今日は公言のメリットのお話でした。
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