ウクレレが上達する昨今「ズッと飽きずに（毎日）練習を続ける秘訣って何？」と言う質問を最近よく頂きます。みなさん、そこがネックのようですね。今日はその話。

私自身の経験則から言って、以下の問いかけに即答できない人はウクレレの練習が続かない可能性が高いと思っています。

「あなたは１年後にウクレレで何をしたいですか？ また、今月の目標は何ですか？」

この２つの質問は同じように見えて明確に違う事を聞いています。

１つ目の質問は「あなたの理想（中期的な展望）」を、問うています。初心者当時の私ならこう答えたでしょう。

「みんなの前で（何も見ないで）ルパン三世のテーマが弾けるようになりたい」

対して２つ目は「直近の具体的な目標」を聞いています。
当時の私ならこう答えたでしょう。

「教則本のこの曲を来週までに弾きたい」

理想だけで取り組むとゴールが遠すぎて、そこに至る道程が見えなくなります。見えないものに人間はモチベーションを上げにくい。なぜなら「どれだけ頑張れば良いか」が分からないからです。たとえば「結婚したい」が「独身恋人なしの人」がいたとして、その人が先ずやるべき事は結婚式の準備では無くて、恋人作りの努力や、自分磨きのはずですよね。

逆に目の前の目標だけでも、これは続かないでしょう。中長期的な視点が無いと、自分が「何のためにウクレレをやっているのか」が何処かで見えなくなるからです。理想があるから人はそれに近づこうと努力する訳ですね。

上記２つの視点を同時に持つようになると（そして本気で目指すと）「１年後に達成するために今コレをやろう」と逆引きして目標を設定出来るようになります。これが結論、継続のモチベーションとなります。

たとえば、私の回答なら「１年後にルパン三世のテーマが弾きたいから、いまこの教則本の曲をこなす事が必要」となる訳ですね。そして、幸いな事に理想までの距離は思ったほど長く無いのが通例（67日目でルパン三世弾いてますし）という事も加えておきましょう。

もし、いまのあなたが上記いずれかの質問に答えられなかったら、足りない方の答えを自分なりに埋めてみる事をオススメいたします。その２本の軸があるだけで、あなたの練習に対するモチベーションが激変するはずですよ。

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