なぜ、同じ楽器の演奏でも差が生まれるのか?の経験談

ウクレレ開始から361日目が過ぎ、その記録としてアロハエコモマイの演奏を再録しました。前回の収録(136日目)から見て225練習日ぶり。もちろん、同じ譜面です。「うーむ、どうにも平常運転だなあ」と思いながら過去の演奏と聴き比べてみたところ、とてもビックリしました。

百聞は一見に如かず、文字で書くより映像で見て見ましょう。

361日目

136日目

これが、いわゆる音楽の実力差なのかなと実感。「音が伸びない」、「音が細い」、「テンポに安定感がない」。そういった1つ1つを取り出すと小さく「見えがち」な技術を個別に鍛錬し、かき集めて1つにすると、ずいぶんと「演奏」として表現した時のアウトプットに差が出ていることが分かります。

面白いのは、実は361日目と136日目時点の「演奏後の気持ち」を比べると、ほぼ間違いなく136日目当時の方が「満足していた事」を覚えています。

別に自らをバカにする訳では無いのですが、当時の自分は「ホラ! 僕(この短期間で)弾けるようになったよ!見て見て!」くらいの気持ちと言うとわかりやすいでしょう。だから「うん、弾けているね。うまいうまい」という聴き手の気持ちにはなる。精一杯必死のアウトプットが136日目の演奏でした。

比較して361日目は必死さ加減は同じくらいだったとして、今回は逆に演奏そのものは(以前と比較すると)「そつなく」こなしているので、際立って感慨は無く、自分としては「ここの運指が甘い」とか「ここのストロークでテンポを崩しかけている」とか不満の方が大きいのですが、逆に見れば「聴いた時もそつなく普通に弾けている」という意味では、実際の演奏として見れば確実にレベルアップしている事は比較するまでもないでしょう。

基礎練習の先にどういうアウトプットが出るのかは懐疑的な部分を持っていましたが、やっぱりこうして自分の演奏を比較して聴くと、その差は歴然に感じます。今回は、アウトプットの差は音楽的な練習から生まれる事を実感したお話でした。

地味な練習が続きますが、成果は着実に出るので、しっかりこなしていきたいところです。

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