1年間の独学から「研究」という段階に入って2週間ほどが過ぎました。
「上達のヒント」に掲載されているような基礎トレーニングに従事していた僕は、やっている事(練習内容)が地味なので「成長も地味なのだろう」と、不意に過去の楽曲を流して演奏・録音したあと「聴き比べ」をしてみたところ「あ、これは結構違うかも」と自分でビックリ。
今回は232日目のジャカソロ「F.F.T」と比較してみると非常に面白かったので記事にします。
あの時と今日の演奏は「まったく同じ」と言って良い録音環境ですし、譜面も一緒です。それでも3ヶ月弱の経過で「なんかイメージが変わったのがわかる」と言うのは動画に残したからこその成長の実感でもあります(自分では比較でもしないと差が全然わからないものです)。
▼312日目の演奏
232日目も「出来ている」事に相違はない認識です。でも今日の方が耳によく入ってきて、前回より(僕は)心地よくて、特に思ったのが「簡単そうに」弾いているように見えます。具体的には「チャカチャカ」という爪の接触音が抑えられ、メロディの音が和音の中に消えにくくなり、ジャカソロでよくある「ジャカジャカ弾いているけど、結局何を弾いているのかよく分からない」感じがだいぶ軽減したかなと。音の「とぎれ」がだいぶ無くなったのは30秒付近の「ジャカジャジャカジャ」という部分によく表れています。
運指の実力はそーんなに短期間で上がるものでもないですし、そもそもF.F.Tは今日思い立って10分ほど練習して思い出しただけですから、精度は過去の方が高いはずなのです。それでも「耳あたり」みたいなのがこうも違うと「基礎ってすごく大事だ」とやっぱり思い直します。
▼232日目の演奏
これこそが「独学では越えられなかった壁」の片鱗なのかもしれません。
今後は、こう言った中期的な定点観測も入れながら、自分の演奏の変化を追いかけてみようと思います。
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