独学の「壁」を超えるための「ある意識」とは?

あなたは「教本のこれは自分には出来ない」と思っているページがありませんか?

独学で練習をしてきていて、僕自身も何度も忘れてしまう大事な「あること」があります。それは毎回、何かの課題をブレークスルーして解決するたびに「そうだった、そうだった」と僕が思い出すことです。他人と話をしていても気がついたのですが「これって独学の「壁」かもしれない」とも思うので書き留めておきます。

その壁とは「教科書(教則本)は必ず正しい」という思い込みの事です。

言い換えると「見本のように弾く方法は1つではない」という事です。日本の学校教育がそうだったからなのか知りませんが(笑)「答えは1つ」という思い込みってありますよね。僕は結構、独学を行う上で重要なこの「イロハのイ」を忘れてしまう事があります。

運指もそう。奏法もそう。「書かれていることが正解なのだ」と思い込んだ時点で、あなたにとってのその課題を超える方法がその本に書かれている「ひとつだけになってしまう」事が非常にまずいのです。なぜなら、もしその方法が出来ないと人間は「=自分には出来ない」と思ってしまうからなんです。

正直「教本に先生が書いてくれている方法」は「王道で大正解」だと思います。だから、基本的には踏襲した方がいい。でも僕らが演奏でやりたい事って「ウクレレでちゃんと弾く」事であって「その先生の演奏のテストで100点を取る事」ではないはずです。

たとえば、そもそも教則本はあなたの手のひらの大きさを知りません。あなたの器用さならもっと楽ができるかもしれませんが、教本は最もベーシックなことを書くでしょう。なぜなら、その本は「万人向け」だからです。

大事なのは「教則本を盲信しないこと」だと思うんです。言い換えれば、それは「自分の頭で考える」ことです。「教科書に掲載しているやり方では出来ないからダメだ」ではなくて「教科書に載っているやり方では出来ないから、僕はこうしようかな」と模索をする。基本線は教本に書いてあるんですが、文字の情報って、例えば「右手を突き出すイメージ」と書いてあったとして、その時に手のひらが「グー」なのか「パー」なのかなんてどこにも書いてなかったりするんですね。そのくらい「受け手」のイメージひとつで変わってしまう曖昧なものなんです。これはCDDVDが付いていても同じで「他の人はどうやっているんだろう?」と必ず疑ってみることをお勧めします。

だから、自分のやりやすさや手の大きさ、クセなんかを考慮して「他の方法は無いのか?」と考えて色々やってみる。他の上手な人の動画を見て勉強しても良い。案外その動画の中では「全然違う方法」で弾いていたりして「えっ、そんな方法でも良いの!?」とか思うことがあります。

どんな事もそうですが、個体差はあります。歩く方法、眠っている時の姿、なんでも良いのですが、全部同じなんてありえないんですね。眠るのだって基本的には「どういう行動?」と説明するとしたら「布団に入って枕を首の下に入れて目を瞑ってください」となるでしょう?

でも、実際は横向きに寝たり、枕が要らない人だったり「自分なりに」はアレンジしているはずなんですよね。結論「寝ている」という意味では一緒ですよね。

だから、そのくらいアバウトな意識を持って教則本を読んでみたら良いと思います。模索は大変ですが、きっとあなたに合った方法が見つかるはずです。僕も動画などで「一例」は出しますので、どんどん(いい意味でも悪い意味でも構わないので)参考にして頂ければ幸いです。

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