【ウクレレ本 評価】No.024 ウクレレ・プレイヤーズ・セレクション
- 2016/5/6
- 書籍レビュー

【タイトル】 ウクレレ・プレイヤーズ・セレクション |
[おすすめ度] 2.5/3 ★★☆ ・内容(質):3/3 ・内容(量):3/3 ・譜面:2/3 ・選曲:2/3 ・付属CD:あり |
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【著 者】 名渡山 遼 【出版社】 ドレミ楽譜出版社 |
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【ジャンル】Tab譜本(ソロ) 【推奨レベル】中級者〜 |
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発行:2016年4月 | 定価:2,500円 |
▼評価
2016年度1発目の中級者向けソロ譜な気がしますが、相応の難易度を持って登場してくれた中級者前後向け〜の譜面。ある程度実力がないと、それっぽく弾けなさそうな楽曲(譜面)な一方で、曲調は全体的にバラードと言うかゆっくり目な選曲が多いので(特にイージーな前半は)、しっかり取り組めばある程度はついていけるイメージ。全体的には「じっくり聴かせる演奏」をしたい人にはオススメな感じの選曲が多い印象。とにもかくにも「やさしいウクレレ本」に食傷気味の人には「アリ」な一冊。ジャカソロとは違う方向性で「しっかり」演奏が楽しめます(とは言え、後半に進むにつれて難易度鬼にしか聴こえないですし、速くなりますが)。
▼まとめ
個人的には演奏を動画にするかは未定だが、どこかでは取り入れる予定。サンプル音源のCDや譜面の難易度からすると、概ね中級者以上なら問題ないが、苦言を呈するなら、「なんか選曲があっちゃこっちゃ行ってるなあ」という感じ(「セレクション」の名の通り「良いとこ取り」と言えば聞こえはいいが)。ハワイアンがあったかと思ったら洋楽に行ったり、ジブリに行ったり、ミスチルに行ったり、、、こういう譜面の作り方をすると曲の好みの兼ね合いで「全く弾かない楽曲」が出来てしまうから、ある程度「何かのジャンルに特化」して欲しかった。とはいえ「名渡山 遼」氏の譜面はこのくらいのレベル感なんだな。と言うのは掴めたし、個人的には継続して購入を検討したいリストに入った。
あとは譜面で大きな問題がひとつ。High-GとLow-Gでしか弾けない楽曲が混ざっている。これがすごく残念。「今時この構成かあ」と思ってしまう。これだと一般人は素直に半分弾けなくなります(良いウクレレ2種類も持ってない事の方が多いです)。と言う事で、その辺りを減点。リストだけだと(中身を見ないと)弾きたい楽曲が弾けるとは限らないので注意。この2点は次回の1冊では修正してほしいポイント。
▼この楽譜で演奏した曲目と日数
未定
▼今回紹介した書籍
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