ウクレレ初心者が上達しやすい練習環境(心理状態)を作るには

私は1年目に独学でウクレレを志したとき、佐藤雅也氏の「ソロウクレレを誰でも弾けるようになる本」をベースに自分のソロ演奏を組み立てて来ました。

そして、中級者になった今年は「定番曲を弾きながらウクレレがグングンうまくなる本」で技術を磨く中で、課題を見つけてアウトプットの質を向上させることが出来ました。

この2冊の本を中心にほぼ独学で(しかも短期間に)実力を付けられたことは自分でも素晴らしい成果だと思いますが、同時にずっと理解していた理由もあるので、今日はその話をしようと思います。

私は「人間が何かを志していて上達しようと考え、練習に取り組む」とき(それが独学だと特に)、最終的には大別して2種類しかイメージを持たないだろうと思っています。

それは

(1)「こうすればどうだろうか?」と試行錯誤する状態
(2)「この練習は効果がありそうだ!」と安心して取り組む状態

のいずれかに収束されると思っています。簡単に書くと

(1)悩み・迷って模索している状態
(2)自信を持って挑戦している状態

のいずれかです。

実はどちらも実力の向上には必要な心理状態なのですが、人間の多くは1を嫌い、2を望みます。可能な限り著名な先生に師事を受けることを望む理由の1つはこれで「この道を歩けば自分は上達できる!」という確信が欲しいんですね。ちょっと、危うい表現をすると「失敗の理由を他人のせいにできるから」と言う理屈もありますよね。

「教則本に書かれていることを信じて遂行するだけの段階」では、確実に心理状態のほとんどすべてのタイミングが2に収束されます。当サイトを見るなどして「先駆者がいる」と練習する本人が確信している場合は特にそうでしょう。

ですから、私がかねてから「初心者の場合は特に教本を持つべきです」と連呼するのはここにも理由があって「私の練習方法は正しいのだろうか?」と思って取り組んでいるうちはそりゃあ伸び悩むよねと思うのです。

※その辺りを別の角度から見た話は「ウクレレ初心者へ伝えたい「上達する独学」と「伸びない我流」の違い」でも書いておりますので参照ください。

一方で、教本は教本で「For You(あなたのためのもの)」という作りはしておらず、あくまでも万人(最大公約数)に向けたものな訳ですから、そこにあなたなりの工夫とかアレンジが入る事は誰も否定しませんし、むしろそうあるべきだとも思います。

と言う事で、まとめると練習においては教本を持ち「迷いのない状態」を多くし、細部の工夫にのみ「前向きに悩む」と言うサイクルを作れると上達が促進されると思います。あくまでも私の例をもとにした体験談ですが、みなさまの何かの参考になれば幸いです。

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