ウクレレの練習がキッチリ続けられる「予定の立て方」
- 2015/9/29
- 初心者TIPS
「練習を毎日続けましょう」という発言は「聞こえ」は良いのですが実際に実行に移すといかにも「重い話」である事は自明の理です。僕が「ほぼ毎日」ウクレレの練習を継続できている事は「習慣化しているから」と言われればそれまですが「予定の立て方」というコツもあると思います。今日はその話。
はじめに、ウクレレの練習を今頑張っているあなたに質問。
自分が「1ヶ月後」にどうなっているかを想像する事はできますか?
「まったく成長していないだろう」と思ったあなたは「=ほとんど練習しないだろう」と心のどこかで思っているのかもしれませんが、通常この質問に対する回答の体勢は「正直わからない」だと思います。
僕自身も1ヶ月後にどこまで演奏できるようになっているのか、今でも想像できません。
で、たぶん「予測がつかない」と回答した時点で、それが1年後であっても1ヶ月後であっても、大差が無くなってしまうんじゃないのかなと思います。自分にとって、それくらい「大きな時間の経過」に見えるから「その間にどうするか」がシッカリ見えていない。
これはモチベーションという観点ではイエローライトです。
なぜなら人間とは面白いもので、この「予測がつかない」と言うのが苦手だからです。
「どうなっているか解らないだろう」から「多少手を抜いても問題ない」という公式になっちゃうんでしょうね。実際は将来的に大差がつくとしても、現時点ではそれが見えない。だから、ついついサボりがちになってしまう。
では角度を変えて、もうひとつ質問をしましょう。
自分は「明日」練習をどのくらいしなければいけないと思いますか?
ちょっとゲンナリした人。そのマインドが正解です(笑)
「明日も〜〜しないといけない」と思った瞬間に、それは「楽しめていない」んですね。
こっちもイエローライト。義務化したらおしまいです。
つまり僕の経験則上、人間の意識として「健全にモチベーションを保てる範囲」と言うのは、
(1)忘れない程度の「義務感(拘束力)」があるが
(2)完全に義務化しない程度の「あそび(余裕)」があること
だと思います。
そのスパンは個人差があるでしょうが、僕は概ね1〜2週間だと思います。
たとえば、週週の頭から練習を頑張って「1〜2週間後の週末に(この課題曲を)演奏してみよう!」くらいのタイムスケジュールを立ててみる。カレンダーにマルでもつけてしまえば良い。
「1週間後にこうしよう」とか「2週間後にこうしたい」というのを具体的に考えてみるんです。そうすると「そうする為には明日までにこうしないと」のように考え方が動き始める。これは以前他の記事で書いた「あなたのウクレレ練習が続かない理由と処方箋」の話と要するに同じ事です。
ただ、1週間後だから余裕もあります。「少し体調が悪いな」とか「仕事が忙しいな」
とか「今日は疲れているな」だったら練習はスキップできる。逆に「今日は調子が良いから(ヒマだったから)たくさん練習してしまった」とかも当然あって良い。
そういう余裕を持ちながら目標も持つことで、モチベーションは何の考えも持っていない時よりも維持しやすくなります。うまい予定の立て方をして、自分の「やる気」と上手に付き合いましょう。
■スポンサードリンク