【ウクレレ本 評価】No.008 ソロウクレレを誰でも弾けるようになる本2
- 2015/8/7
- 書籍レビュー
【タイトル】 メロディ→伴奏→ソロの3ステップ方式で ソロウクレレを誰でも弾けるようになる本2 |
[おすすめ度] 3/3
★★★ |
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【著 者】 佐藤雅也 【出版社】 リットーミュージック・ムック |
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【ジャンル】教則本(High-G & 一部Low-G対応) 【推奨レベル】初心者〜初級者 |
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発行:2014年4月 | 定価:1,900円 |
▼評価
ソロ・ウクレレを志す初心者に向けられた1冊。最初に紹介した「ソロウクレレを誰でも弾けるようになる本」の流れをくむものだが「連続性は無い」ので、こちらだけを購入してもよし。基本的な評価もVol.1とは大差が無い。High-Gで構成されているが、Low-Gで弾いても大きな棄損はない感じで弾いていける。本紙の中ではステップバイステップでの練習を奨励しているが、思い切ってソロから進めても問題なく進行できる。曲目の最初に注意事項や、その楽曲を通して身につけるべき事が書かれているので、ここから入るとイメージがしやすい。
付属のCDのおかげで完成系のイメージを持って曲に挑めるのはグッド。1日数ページの進行であれば、半年以内に完遂できるだろう。この本とウクレレ本体だけ買っておけば、基礎力をかなり良い水準で構築できる。Tab譜はほぼ1ページか見開き以内で収まるので「弾きながらめくる」という事はそこまで発生しない。PART3くらいまでジックリ腰を据えて挑めば、その後、他の中難度くらいまでの譜面はクリアできるようになるだろう。コラムがところどころに入っているので、進行度合いを問わずパラパラと読んでおく事を推奨する。
▼まとめ
選曲は難易度を前提に選ばれているので若干しっくりこなくてもしっかり練習しておけば、実力が確実につく。選曲面では、この本はかなりしっかり見直されていて「アンダー・ザ・シー」など、かなり良い感じの楽曲が揃っている。ただし、それ故なのか、若干Vol.1に比べて難易度が高くなってしまった気はする。上達の速度を取るか、楽曲の楽しさを取るかは悩みどころ。「ウクレレを弾ける」という当初のゴールに非常にわかりやすく誘導してくれる構成には好印象が持てる。実践して身についた経験からも「星3つ」と評価して良いと思う。どちらにせよ、最初の1冊にはおすすめ。
▼この楽譜で演奏した曲目と日数
・アンダー・ザ・シー(97日目)
・イパネマの娘(342日目)
▼今回紹介した書籍
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